hojoudataRegional Agriculture
農業現場の実証フィールド

農業現場の困りごとを、
試せるかたちに。

圃場、水路、作業、人手、経営。
地域農業を続けるために必要な仕組みを、現場の声と実証から小さくつくり、試し、育てていきます。

hojoudataは、農業現場にある課題を、アプリ・データ・運用設計・経営モデルに落とし込み、地域農業の持続可能性を高めるための実証開発に取り組んでいます。

Values

農業を続けるために、必要なこと。

場所がわかる

圃場、水路、水口、農道、注意地点を地図上で共有し、誰でも同じ場所を確認できるようにします。

状態が残る

見回りや作業の中で気づいた変化を記録し、個人の記憶に頼らず、現場の状態を残せるようにします。

作業がつながる

草刈り、水管理、収穫、袋かけ、水路清掃など、地域の中で必要な作業を共有し、助け合いや分担につなげます。

経営が見える

作付け、労働、機械、外注、販路、地域連携を組み合わせ、現実に回る農業経営モデルを検証します。

次に引き継げる

圃場や作業の情報を、次の担い手や支援者に引き継げる形にし、地域農業の継続性を高めます。

About hojoudata

農業の現場で、
仮説検証を回す。

農業現場には、まだ言語化されていない困りごとが多くあります。 圃場の場所が共有されない。水路や水口の状態が引き継がれない。草刈りや収穫の人手が足りない。地域の助け合いが、個人の関係性に依存している。作付けや機械投資、労働配分が経営として本当に成り立つのか見えにくい。

hojoudataは、こうした課題を現場で観察し、小さなアプリや運用モデルとして試しながら、地域農業を続けるための仕組みに育てていきます。

農地の集積が進む一方で、担い手の減少と高齢化が続く中で、個人の記憶や地域の暗黙知に支えられてきた仕組みは、限界を迎えつつあります。

圃場・地点・作業・助け合い・インフラ・経営条件の情報を記録し、地域で共有・検証できる形にすることで、農業を続けるための基盤づくりを進めます。

担い手の課題

農地の集積が進む一方、農業を担う人は年々減少しています。個人の経験と暗黙知だけでは、維持が難しくなっています。

情報の断絶

圃場の場所、水管理の方法、草刈りの段取り、注意事項は、引き継がれにくい形で残ってきました。

hojoudataの応え

現場の困りごとを観察し、試せる形のアプリ・運用・経営モデルとしてつくり、地域で使いながら育てていきます。

What We Do

現場課題を、使える仕組みに変える。

「見つける」から「育てる」まで。農業現場にある課題を、実際に動く仕組みへと変えていくプロセスで進めています。

01

見つける

農家・地域・行政の現場から、まだ言語化されていない課題を拾い上げます。

02

つくる

地図アプリ、記録ツール、作業共有、助け合いの仕組みなど、まず試せる形に落とします。

03

試す

実際の圃場や地域ネットワークで使いながら、使われるか・続くかを検証します。

04

経営として検証する

作付け、労働、機械、外注、販路、地域連携を含め、農業経営として成り立つかを検証します。

05

育てる

実証結果をもとに、地域運用、行政連携、事業化、予防保全、経営モデル化へ接続します。

この流れは、くわだてカンパニーが進める「現場の企てを、試せるかたちにする」考え方と自然につながっています。

Field Apps

現場の仮説を、小さく試す事例

hojoudataでは、地域農業を続けるうえで現場が直面している課題を、小さなアプリや運用モデルとして形にし、実際の現場で検証しています。

圃場や注意地点を共有する「みんなの圃場マップ」、農家同士の助け合いを支える「あぐり結び」に加え、農業者自身がアプリ開発に参加する「hanamii for Agri」など、現場の困りごとを起点に、地域で使える仕組みを育てています。

App 01関係者限定で実証運用中

みんなの圃場マップ

圃場情報を、地域で共有できる地図アプリ。

圃場の位置、面積、作物、注意事項、入口・落とし・水口などの登録地点を、地図上で分かりやすく共有できます。

農地が分散している地域や、複数人で作業を分担する現場では、「どの圃場か分からない」「どこに注意すべきか伝わっていない」といった小さな情報不足が、作業効率や事故リスクに直結します。

みんなの圃場マップは、圃場に関する情報を一元化し、農家・作業者・支援者が同じ情報を見ながら動ける状態をつくります。

関係者限定で実証運用中地域内共有モデルを検証中圃場情報共有の実証プロトタイプ
圃場ごとの作物・面積・注意点・登録地点を地図上で確認できる閲覧画面
圃場ごとの作物・面積・注意点・登録地点を、地図上で確認できます。
圃場の形状や名称・作物・注意事項を登録・編集できる画面
圃場の形状や名称、作物、注意事項を登録し、地域内で共有できます。
あぐり結びトップ画面:地域の農家同士で助け合いを頼み合えるホーム
地域内の信頼できる農家同士で、忙しい時期の手伝いを頼み合えます。
てつだい依頼一覧画面:作業内容・日時・募集人数を共有できる
作業内容・日時・募集人数を共有し、必要なときだけ手伝いを募れます。
助け合い履歴画面:地域内の信頼と貢献が見える記録
助け合いの履歴を残すことで、地域内の信頼と貢献が見えるようになります。
App 02実証運用中

あぐり結び

地域農家の助け合いを、見える形にするアプリ。

農業には、収穫、草刈り、水路清掃、袋かけ、片付けなど、短期間だけ人手が必要になる作業が多くあります。

一方で、地域の中には、別の時期であれば手伝える農家や、少しだけ作業に参加できる人もいます。

あぐり結びは、地域内の信頼できる相手同士で「手伝ってほしい」と「手伝える」をつなぐ実証アプリです。

作業依頼、参加、助け合い履歴を記録することで、単発の求人ではなく、地域内で支え合う関係を育てることを目指しています。

Program農業者参加型プロトタイピング支援ワークショップ形式で実施生成AIを活用したアプリ試作支援

hanamii for Agri

農業者自身が、現場課題をアプリにするための伴走型プログラム。

農業現場の課題は、外部から見ただけでは分からないものが多くあります。 水管理、作業記録、圃場共有、収穫管理、地域内の連絡、補助金や作業報告など、現場ごとに困りごとは異なります。

hanamii for Agri は、農業者自身がそうした課題を言語化し、生成AIを活用したプロトタイピング環境「hanamii」を使って、試せるアプリの形にしていく伴走型プログラムです。

hojoudataは、農業者との対話を通じて課題整理を行い、ワークショップや個別フォローを通じて、アプリの仮説づくり、プロトタイプ化、現場での検証、改善までを支援します。

目的は、完成されたシステムを一方的に導入することではありません。 農業者自身が「自分たちの現場で本当に使えるか」を確かめながら、続けられる仕組みを一緒に育てることです。

hanamii for Agri:農業者が現場課題をアプリの形にする伴走型プロトタイピングプログラム

農業者の課題整理から試作・検証・改善までを、hojoudataが伴走しながら支援します。

hojoudataの役割

hanamii for Agri における hojoudata の役割は、単なる開発代行ではありません。 農業現場の言葉と、アプリ開発・プロトタイピングの言葉をつなぎ、農業者が自分たちの課題を試せる形にするための伴走役です。

hojoudataは、農業現場に近い立場から課題を整理し、hanamiiのプロトタイピング環境を活用しながら、地域農業に合ったアプリや運用モデルの実証を支援します。

実施の流れ

01

課題を聞く

農業者・地域・行政と対話し、現場で困っていることを整理します。

02

アイデアにする

課題をもとに、どのようなアプリや仕組みがあれば助けになるかを考えます。

03

その場で試作する

hanamiiを活用し、音声や簡易な入力を通じて、アプリのプロトタイプを作成します。

04

現場で使ってみる

作成したプロトタイプを実際の作業の中で試し、使われるかを確認します。

05

改善する

利用者の反応や現場での違和感をもとに、再度ワークショップや個別フォローを行い、改善につなげます。

圃場を共有する。
作業を助け合う。
課題をアプリにする。
現場の情報を、地域の資産に変えていく。

Farm Management

続けられる農業経営モデルを探る。

農業の持続可能性は、アプリやデータだけでは実現できません。 作付け、労働、機械、外注、販路、地域内の助け合い、インフラ維持。これらを組み合わせて、現実に回る経営モデルをつくる必要があります。

hojoudataでは、自らも農業現場に関わりながら、ユニットエコノミクスを重視した小さな実証を行い、地域の実情に合った農業経営モデルの開発に取り組んでいます。

単に規模を拡大するのではなく、無理なく続けられる面積、作業分担、設備投資、地域連携のあり方を検証していきます。

無理なく続く面積と作業分担

一人や少人数で管理できる圃場面積と、地域での分担モデルを検証します。

機械・外注・助け合いの組み合わせ

設備投資だけに頼らず、地域内の人手や外注を組み合わせた農業経営を試します。

地域連携と採算性の検証

土地改良区、自治体、農業法人との連携も含め、現実に成り立つ経営モデルを探ります。

Next Step

その先にある、
農業インフラの予防保全

圃場、水路、水口、畦畔、農道などの情報が地域で記録・共有されるようになると、日々の作業効率化だけでなく、インフラの状態変化を把握する基礎にもなります。

hojoudataは、現場で無理なく残る情報を積み重ねることで、将来的には土地改良区や自治体による予防保全、長寿命化、維持管理計画の検討にもつなげていきます。

日々の圃場管理から、地域インフラの維持管理へ。 現場で使える小さな仕組みから、持続可能な農業基盤づくりを進めます。

Phase 1

現場で使える実証アプリの開発

協力農家や地域パートナーとともに、圃場情報の共有と農家同士の助け合いを支えるアプリを実証。

Phase 2

土地改良区・自治体との連携

現場で蓄積された情報を、インフラ維持管理・長寿命化計画・予防保全の検討基盤として接続。

Phase 3

地域インフラ全体への展開

農業インフラを起点に、林道・小規模河川など同様の課題を持つ地域インフラ領域へ拡張。

実証・連携パートナーを
募集しています

協力農家、土地改良区、自治体、研究者、地域インフラの維持管理に関わる事業者との連携を通じて、現場で使える情報共有・維持管理の仕組みを一緒につくっていきます。

連携について問い合わせる
1
協力農家との実証設計・フィールドテスト
2
土地改良区・自治体との制度接続検討
3
研究開発・運用設計・地域展開の共同検証

Related Initiative

関連する取り組み

hojoudataは、くわだてカンパニーが進める「現場の企てを、試せるかたちにする」活動のうち、農業・地域インフラ・農業経営領域における実装フィールドとして展開しています。

地域、農業、教育、行政、事業開発など、領域をまたいで仮説検証とプロトタイピングを支援する取り組みについては、くわだてカンパニーをご覧ください。